ふじたなおゆきの議〜日々是感動〜

車いすバスケットのHERO 岩野博が情熱大陸に出るまで

岩野さんという友人がいる

彼は、数年前に、情熱大陸に特集された方。

番組をご覧になった方も多いと思う。

世界でもトップレベルのオーストラリア車椅子プロバスケットボールリーグのチャンピオンチームで大活躍する日本人アスリートだ。

僕はちょうど、その情熱大陸を見ていて感動していた

そしたら、たまたま、僕のセミナーに岩野さんが来てくれていて、

偶然にも知りあうことができたんだ。僕は超ラッキーだよね。

 

岩野さんの人生のドラマは最高だ。

 

パラリンピックの日本代表として、華々しく活躍。

仕事も公務員として安定していた。

そんな岩野さんにも40歳という年齢が近づいてくる。

トップアスリートとしては、そろそろ年齢的にも…

引退して、指導者となってはどうか…

なんて話が聞こえてくる。

 

ところが岩野さんは、36歳という年齢、公務員という安定した職業、

いろいろな状況をかえりみず、旅立つんだ。

 

たったひとり、オーストラリアという車椅子バスケットのメッカへ。

レベルは日本と比べ物にならない、その戦いの場へ旅立つんだ。

 

日本の関係者の多くは、冷ややかだった。

どうせうまくいくわけない。

せっかくの公務員の仕事を捨てて、将来どうすんの?

何歳だと思っているの?

岩野さんには、次々と、否定の声が聞こえてくる。

 

正直、自分はよくないことをしているのか、

この選択はよくないことなのか・・・

そんなことを考えたこともあったらしい。

 

それでも、旅立つんだなぁ。

 

自分の可能性と夢を乗せてあらゆる否定の言葉や、

不安、不信、多くの要素を抱えながらも、彼は飛び立つんだ。

 

夢を持って生きるひとを他人は笑い、

夢を持って戦う姿をひとは否定する。

 

彼は、自分を、そして家族を信じて、前に進むんだ。

 

それから6年、男は、南半球の大地で

奇跡的に強豪チームの不動のレギュラーを獲得する。

そしてなんとオーストラリアという超レベルの高いリーグで

司令塔として、そのチームを連覇へ導くんだ。

 

彼らの夢は、大きく実を結ぶ。

 

6年前、誰もそんなこと信じなかった。

6年前、誰もが、彼の失敗を信じていた。

その男が夢を実現したんだ。

その男が日本に返ってきた。

来月開幕する、クラブチーム世界一決定戦。

北九州で行われるその大会に岩野さんは出場する。

日本の代表ではなく、オーストラリアのクラブ代表としてだ。

6年前、あいつには無理だって言っていたやつらの前で、

世界No.1チームの司令塔として、その姿を見せてやるんだ。

僕はめっちゃ感動した。

 

「情熱大陸」はどんな意味がありましたか?

「ずっと否定されてきて、自分のやっていることは

このままずっと分かってもらえないのかなって思ってた。

だけど、あの番組に出て、

自分のやっていることは間違ってないんだって、

他のひとにも分かってもらえるんだってことが分かって。

嬉しかった。そして、気持ちよかった。」

 

岩野さんが、自身のブログで、あるコメントに答えて

海外に挑戦した理由を書いているところがある。

僕はこれを読んで鳥肌立ったよ。

涙が止まらなかった。

彼の言葉、「鳥肌はうそをつかない」

ちょっと読んでみて。

 

 

『海外に出たわけ』

 

フットポリスタさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
僕が海外に行くきっかけを話します。
これは、ブログでは初めて話すかもしれません。
92年、バルセロナパラリンピックから代表入りしました。
94年、ゴールドカップで96年のアトランタパラリンピックのデモンストレーションとして行われる「USAvs世界選抜」の選手に選ばれました。
そして向かえた96年、アトランタパラリンピックでアメリカのチームから誘いがありました。
しかし、そのとき僕は断ったのです。
仕事も面白かったし、日本でトップチームにいて、日本代表にいることが気持ちよかったのでしょう。

そして2000年シドニーパラリンピックで、今度はオーストラリアのチームから誘われました。悩みました。
思い返せば、アトランタのあと後悔していました。

どうして行かなかったんだろうって。
でも、そのときは決断できませんでした。

シドニーパラリンピックが終わり、次は02年の北九州ゴールドカップです。僕にとって、とても楽しみだった地元開催です。
しかし、その代表選考の1次合宿で落ちました。
ショックでした。50人もいる中からです。
そんなに出来が悪いとも思いませんでした。
ヘッドコーチからは落ちた理由はありませんでした。
何が悪かったのか。次どうすれば良いのか。
15年バスケをしてきて、初めて暗闇に突き落とされた気さえしました。
そんなとき、今のパースから誘いがあったのです。
これは、ラストチャンスだと思いました。そして、自分に聞いたんです。

「お前はどうしたいんだ?」って。

俺は世界に通用しないのか。俺はもう成長しないのか。
いや、そんなことはない。じゃあ、やってやろう。
やらずに後悔するなら、やってみたほうが何かが分かる。
そう、思いました。
もちろん、周囲の反対はありました。
なんせ、安定している公務員を捨てるわけですから。

でも、人生は2回無い。そして、自分の人生。

人に左右されるのではなく、人の意見に反応するのではなく、

自分の心を尊重し、自分が納得する人生を送ろうと思ったんです。
一度周囲の反対を押し切って挑戦したら、

失敗できないって勝手にプレッシャーかけちゃうんだよね。
やめとけ、やめとけってみんな言うからね。
でもね、人生は一度しかないけど何回もやり直していいんだよね。
失敗するのは逃げ帰ってくるのと違うんだよね。

魔物を退治に出かけていった勇者が、やられて傷ついて帰ってきたとき、「逃げて帰ってきた」って、誰も思わないよね。
戦って、戦って、戦い抜いた結果、力が及ばなかっただけだよね。
そしてきっと、次の戦いに向けて剣を研ぐんだ。

もし、失敗して帰ってきたときに、
「ほらな、だから言っただろ。やめとけって」
って、言われたら、ニコッて笑って。
「そうだな。でも楽しかったよ。」

って、言えると思うんだ。

だから、前に進んでほしいな。前に進むから道は切り開ける。
未来は行動することで変えることができるんだ。
もう一度、自分に聞いてみよう。

「お前はどうしたい?」

フットポリスタさん、
これを読んでもし鳥肌がたったら答えは聞くまでも無いよ。

鳥肌はうそをつかないんだ。

 

 

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